お爺ちゃん・・・米寿(数え年)

hitto2008-05-29

午前6時過ぎ、激しい雨音で目が覚める・・・毎週木曜日は、お弁当3個、まずは7時前に出勤のお父さんの分を大急ぎで・・・8時に出発の二人分(息子達)は、多少彩りも考えてゆっくりと。

今日はお爺ちゃんの87歳の誕生日。
絶好調と言いたいが、先週行った掛かり付けの内科医院k先生から大腸カメラを進められ、頭の中は検査で一杯になっている。
胃カメラと違って準備しておかなければならない注意点が結構あって、気を揉んでいる。
検査は6月2日。
病院へは、当日午前9時前に入らなければならない。
検査前日は、繊維の多い野菜、ワカメ昆布、海藻、椎茸、エノキ、きのこ類、こんにゃくは、食べてはいけない。
そして寝る前に下剤を飲むことになっている(それ以降何も食べない)。

検査当日は勿論絶食、2リットルの下剤を時間をかけて飲むらしい。
検査開始時刻は午後2時半から。
その前に飲むのを止めておく薬もある。

2リットルっていったいどのくらい?・・・と不安がるお爺ちゃんに2リットルのお茶のペットボトルを見せてあげる・・・食事もとらずに飲めるか!と逃げ腰・・・でも以前先生に大腸カメラで調べてくれ!と駄々をこねたのはお爺ちゃんの方だった・・・(その時は体調も悪く先生にそんな検査はしなくとも心配ないと言われたのだけど)やっと念願の検査が受けられるのだし・・・ 体調が良くないと受けられない検査もあるといういことだけれど、このタイミングで検査というのは、悪い病巣が隠れているとでも言っているようだ。
現にお爺ちゃんは、癌かもしれない・・・などとほんの少し疑っている。
便秘でもないのにしこりが感じられるとか、先生がそんなことを言っているとは・・・先生の言葉にひどく敏感なお爺ちゃんにとって、ちょっとした一言が途端に平常心を失ってしまうのは、何回も経験済み。
早く終わって、異常なしと太鼓判を押して貰いたい・・・なので、誕生日と言ってもそれどころではないお爺ちゃんなのです。

子供達の贈り物の菓子に手を付ける元気もない。
日持ちする菓子なので、検査結果の朗報を聞いてからでも遅くはない・・・し。

とくに検査が好きというわけではないが、自分の身体は自分が守るを徹底している。
自己管理に妥協しないお爺ちゃんを私は心の底から尊敬している。
それは結局私の為でもあるから。