眉間にシワ

hitto2008-11-13

新聞では「貧困・・・考」と題して立場の違う有識者のコラムが連載されている。
昨日はその第7回目。
そこにはワーキングプアやホームレス、と底辺とも言える社会問題を色々な角度から伝えている。
紙面や画面の中だけではなく、自分のまわりにも眉間にシワをよせ貧困に物言えない方々を見かける。
もっとも身近な、毎週私に仕事を運んでくれる方(40歳過ぎ)は転職し、ここに来て2年が経つだろうか?
小さな子供2人を養育して(ひとりは1歳未満)一家を立派に支えているが、今月に入り毎日1時間だけの残業を削られ、定時退社・・・それだけで、毎月の手当が2万円下がってしまうとこぼす。
暮らしは楽ではなく、早朝に牛乳配達のバイトもしているという。奥様は出産後体調が優れず病気がち、今すぐ共働きとはいかないのです。
保険や年金が気になりましたが、聞くことは出来ません。

暮らしに困れば年金、保険の支払いも滞ってしまいます。現実問題、保険証のない「無保険」の中学生以下の子供達が3万人以上いると厚生労働省の調査結果がでています。命に関わる医療が受けられなくなるとしたら大問題です。
75歳以上の後期高齢者が強制的に保険加入され救われている人も少なくないと思いますが、いままで扶養家族で加入していた75歳以下の妻、子供などは新たに国民健康保険に加入しなければならなく、ここでも無保険の状態になる方を増やしていると聞くと、こちらも眉間にシワがよります。