朝の１０時頃に病院から電話がくる。
お爺ちゃんが麻酔から覚醒して、１１時に一般病棟に移るとのこと。
意識もしっかりして、術後順調ですということだ。
恐るべしお爺ちゃんの生命力。
あの長い手術に耐えたのだから、後は快復を祈るだけ。
気持ちはもうリハビリ、少しでも以前の力が戻ってくれれば、後１０年と言わず、あと２０年は元気でいられるかもしれない。
そんな強気な姿勢と気概に、私の弱気が吹っ飛んでしまう。
手術のリスクに振り回されてはいたが、高齢のリスクも同じなのだと認識しつつ・・・。
ある日突然何があるかなんて、自分のことでさえもわからないこと。
分からないから、生かされた命を楽しむ方が良い。
お爺ちゃんにとって、リハビリは前向きな挑戦、これから相当な努力を要しそうだが、頑張り屋だから無理をしそう・・・１歩づつ、１歩づつ・・・今日のお爺ちゃんは声が枯れていたが明るかった・・・ホッ！
