輸血

hitto2009-01-20

写真は、名古屋の瓢箪山・・・大阪の近鉄奈良線にも同じ駅名があります


昨日の午後は、長男とリハビリの病院見学へ・・・時間を決めていたので、道路状況を考えて早めに家を出ました。

お陰で約束の時間より30分以上も前に病院に着き、取り合えずお爺ちゃんの病室へ・・・いない・・・神経内科の診察があると昨日「札」が掛かっていたので、おそらく診察室へ行っていたのだろう。
リハビリにはまだ時間がある。
その間に、15日締めの入院費を支払いに。
暫く椅子に腰掛け財布のレシートを整理。

長男は次ぎに始まるギャラリーについて話をふるが、意見を言えば言うほど長男の主観的なアイデアが揺らぐので、生返事をして聞き流す・・・煮詰まりつつある長男の頭の中は、お爺ちゃんのことよりギャラリーのことでいっぱいだ。


時間通りに待ち合わせの場所へ、そこから新館のリハビリ病院へと徒歩で行く。
一旦待たされて、資料持参の若い女性が院内を丁寧に案内、上から下へとエレベーターを使いフロアを見て回る。



廊下も広々、部屋も余裕のあるベット配置、ベット脇には机やテレビ、引き出しも今とは違い大きいものが3つある。
廊下をパジャマで歩く人はいなく、起床と同時に着替えがされるらしい。
リハビリには1フロアを贅沢に使っている。
3度の食事は全員が食堂へ集合するらしい・・・リハビリの効果を期待して気持ちは明るい。

1時間ほど時間が過ぎてお爺ちゃんの病室へ・・・お爺ちゃんは、今朝の血液検査の結果が良くなく、輸血をされていた。
午後にあるリハビリは中止。


点滴が輸血に変わり、ますます重病・・・お爺ちゃんの顔も曇りがち。
久しぶりに会う長男が、輸血をされているお爺ちゃんの腕をさすると、途端に涙顔になる。
「爺ちゃん、涙もろいな〜」と長男が困った顔をするが、お爺ちゃんの神経はギリギリのところまですり減らされ、細い糸が常に張りつめた状態なのだろう・・・と。


私は、こんな状態でリハビリの病院へ移ることが出来るのだろうか?と不安になる。
気持ちも身体もSOSと叫んでいる。
言葉は前向きに発してはいるが、血圧低下、貧血と、次から次ぎへと問題が出てくる。検査結果を見ての処置だろうが、原因が何か?は分からない。


原因が分からないというのは多くの病気がそうなんだろう・・・だけど、ここは病院、なのに・・・と不信感が・・・イヤ病院で良かったと考えるべきなのか・・・。


担当の先生に会いたかったが、手術の準備(ミーティング)で忙しく叶わず、帰宅した。
夕方のラッシュを感じる前だったか(5時前)買い物を済ませ、立ちっぱなしで食事の準備。
長女は歯医者に行っているので留守だった。
簡単にと思ったが、こんな日にミンチカツなんてメニューが浮かび急いで手を動かす。食事をするまでは順調だったのに、後がいけない・・・腹痛に見舞われ、トイレへ通うこと数回・・・水分補給とミンチなんていうアンバランスな食事が原因だろうが、家族は満足気。
私一人が苦しむ羽目に・・・今日は「おでん」と決めている。