「サルビアの花」

hitto2009-03-31

いつものように朝を迎え、いつものように片付けをしていると、思わぬところで昔の曲が口から飛び出したりします。


一日のお決まりで始まるのは、いつもサイモン&ガーファンクルのメドレー。
誰もいない部屋なら音量を少し上げて・・・曲に合わせて歌っていると気持ちも軽やかになり、地味な家事もスムーズにやってしまえる、ライラ・ライ・・・と、今日の洗濯ものを並べたりしています。

なぜかしら曲が終わると、サルビアの花もまだ見ぬ季節に、頭の中でふと「サルビアの花」が流れてきたのです。
これも随分昔の曲でした。


歌詞の内容は、インパクトの強い失恋ソング。
まるで米映画「卒業」のクライマックスで、ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)が、エレイン(キャサリン・ロス)を取り戻せなかったという真逆のストーリー。


しかも、その切ない歌詞に合わせて、とても切ないメロディー。
一度聴いたら忘れられない、気持ちの奥に入り込んでしまう。


この曲は失恋した時には聴かない方がいい、万が一聴いてしまったら、きっと涙が止まらなくなってしまう。
こうして歌詞を読んでいると、男女の気持ちのズレって、本当に残酷で怖い。


いろいろな人がカヴァーしていますが、最も有名でヒットしたのは「もとまろ」ザ・ピーナツのような女性ボーカルのハモリで聴くと、まだ少し救われるような気がします。
本家の作曲者、早川義夫さんの歌は、かなり重たい感じで深みにはまってしまうかも知れません。
意外なところで、私は甲斐よしひろさんのバージョンで聴くことをおススメ、あっさり立ち直れそうな感じで、一番好きです。
今日一日、このメロディーが頭を駆け巡り離れない。


泣き・な・が・ら〜君のあ〜とを・追いかけ〜て・・・花ふぶ〜き・舞う道を〜♪・・・やはり、イイ曲です♪



サルビアの花」1969年 作詞:相沢靖子  作曲:早川義夫

いつもいつも思ってた サルビアの花を
あなたの部屋の中に 投げ入れたくて
そして君のベッドに
サルビアの紅い花 しきつめて
僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと


なのになのに どうして他の人のところへ
僕の愛の方が すてきなのに
泣きながら 君のあとを追いかけて
花ふぶき舞う道を
教会の鐘の音は なんてうそっぱちなのさ


とびらを開けて出てきた君は 偽りの花嫁.
ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た
泣きながら 君のあとを追いかけて
花ふぶき舞う道を
ころげながら ころげながら
走りつづけたのさ