次男、20歳★

hitto2009-06-13

昼間の熱気の籠った、しかも足の踏み場もないような部屋で友達数人を呼び、朝方まで何をしていたのか次男・・・顔を合わせる間もなく「午後2時から車つかいます」と、車の横取りを心配してか、置手紙を食卓テーブルの上に残していました。
それまでは、ぐっすり眠っているつもりらしい。
いったい食事(夕食)の時間には戻れるのだろうか・・・今日は次男20歳の誕生日。


少し前に幼稚園時代の話をしていました。
今月末にある集まりに呼ばれていたからでした。
今の面影はひとつも思い出せないくらい、ふっくらした顔、そして眼鏡の子供だった。
小学校6年生になるまで眼鏡が外せなかった・・・と言って、いまも眼鏡をした方が良いのだけれど。


3歳で片方の眼だけ視力が弱く、3歳児検診に送られてきた視力検査で発覚・・・それまで片方の目がよく見えていないなどとは思ってもいなかった。
いや、その兆候はあったと気付きながら、普段の生活に支障はなかったので気にもとめていなかったのです。
長女が小学生、長男が幼稚園、次男が長男と入れ替わりに幼稚園へ入園する歳のことでした。
まさしく毎日が戦争のような日々を送っていたころでした。


メガネひとつでも親は子のことを思い悩む。
アイパッチの煩わしさは、今も本人の口から出てしまうくらいです。
ましてや活発に動き回る幼児、眼鏡の印象で理知的に見えたりしたものの、実際は外で走り回ったり、自転車でどこまでも走って行くようなヤンチャ坊主でした。
お兄ちゃんのお下がりの自転車に補助輪をつけていたけど、すぐに壊してしまい4歳になる前には補助輪なしで乗っていて、なんと驚いたことか。今思うと恐ろしや。
長女は確か小学生になってから練習を重ねてやっと乗れたのに。


メガネはしていたけれど、集団生活の中ではいつも活発だった。
発表会ではいつも前列で演奏をしたり、劇では王様役だったり、走りは一番速かった・・と、自慢ばかり・・・まだ続く。
長男のようにぶつかって怪我をするようなこともなく(それが一番心配だったけれど)バレンタインデーにはいくつもチョコレートを戴いたり。本当可愛かったです。
他に問題もなく、ただ可愛いで済んでいたような幼稚園時代、泣いたりした記憶もなかった。
ところが、最初の日(入園式の翌日)だけは、泣き腫らしたと・・・当の親は覚えていません。
母親の私と離れるのが辛かったと?・・・え?そうだったっけ。
「お母さん、バイバイって言って帰ったやん」
「そうだった?かわいそうな○○やったね・・・」と、今頃胸が詰ります。
「・・・・・」
こんな会話をついこの前していました・・・それが今は20歳、親も歳を取るはずでした。