「アイシテル〜海容〜」最終回

hitto2009-06-18

ドラマ「アイシテル〜海容〜」が最終回でした。

審判の詳しい流れは抜きでしたが、両家族の変わっていく姿が丁寧に描かれていました。
綺麗すぎると思いながらも、負の感情を抱き続けても前へは進めない・・・という一番の難題を解決して示してくれた、そんなドラマでした。
両家にとって、きっとこれからの方が大変なのだろうと思うのですが、この事件に関わる人達それぞれが、それぞれの葛藤の末、あらたに踏み出せたことは大きな救いでした。
母は強し・・・


多分人生はこれの繰り返し。
自分自身のこととなると、成長出来たかなんて、客観的な評価はできませんが、いくらかの角はとれてきたのでしょう・・・か?自問。


このドラマの良かったところは、出演者の個性(タイプ)がとても分かり易く、親近感を持てたこと。
他に、邪魔だと感じる人の出演が無かったことかもしれない。
豪華な出演者に役不足と感じることもなく、それぞれの立場で熱演していました。


このドラマの中で大きく成長出来たなあと思う人は、両家の夫、この二人の変わりようが鍵だったかもしれない。
初回放送のままの主張を繰り返していたら、両家の絆もあり得ないバラバラ家族になってしまうところでした。


そして、手紙が大きな役割を果たしていました。
手紙の朗読で深いところに響いてきます。
私も素直にこんな文章が書けたらいいのに・・・なんて。


実際こんな大きな事件があったりすると、悩みを他に持っては行けない。
本当に苦しい時は、人にはなかなか話せない。
答えを自分で見つけ、自分の力で乗り切るしかない。
みんなきっと人には言えない悲しみや苦しみを抱えて生きている。