Love Story

hitto2009-06-27

マイケル・ジャクソン急死のニュースの陰にファラ・フォーセットチャーリーズ・エンジェルの一人)が癌闘病の末に他界したという記事(新聞の)を見てビックリ!


つい先日の記事に、米俳優ライアン・オニールさん(68)の求婚を受け入れ結婚!すると書かれてあったからで、「癌闘病中」・・・という箇所をスッポリ抜かしていたからでした。
新聞を読むにしても全くいい加減なものです。


ライアン・オニールさんは、言うまでもない「ある愛の詩」・・今でいうディカプリオさん(レオナルド・ディカプリオ)並に人気の高かった俳優さん。
「ファラ・フォー・・セット?・・・ほら、あれ、なんだ、3人の美女、ほら、なんだっけ?・・・」そう言いながら、もう一度新聞に目をやる・・・「そう、チャーリーズ・エンジェルの一人で・・」とか
「へ〜、ライアン・オニールと・・懐かしい」
そんな間の抜けた会話をしていた翌日の新聞に
「末期がんで闘病中だったファラ・フォーセットさんが25日、ロサンゼルス近郊の病院で死去した」とあったのには、本当に驚きました。



まさに青春の1ページ。
あの時代は、「ある愛の詩」そのまんま「Love Story」のような筋のテレビドラマも多かったような気がする。
何ということ・・・一昨日の結婚報道といい、直後に愛する人を失うなんて、ハリウッド映画にもなりそうな、なんという衝撃の人生なのだろうか(・・・なんという、ばかりの衝撃)

愛とは決して後悔しないこと」って、その年の流行語大賞にもなり得たほど大ブレイクしました。
フランシス・レイの奇麗な音楽が流れると条件反射で胸がキュッと痛くなります。
私は、いったい誰と映画館に行ったのだろう?多分、おんなのお友達・・・きっと文句の一つや二つは言ったであろうことは間違いないです。
純愛を「ヘッ!」と鼻で笑う屈折した少女でしたから(内心は、ウルウル・・)


それにしても、フォーセットさんは、亡くなる前に幸せな気持ちでいたのだろうか・・・新聞連載にも若年性乳がんと闘った大原まゆさんの記事が、同じく闘病体験のある記者さんの手によって書かれていました。
私には知り得ない人生の教訓が毎回伝えられ、ただただ教えられるばかりで頭が下がります。
病気や災難を逆境と捉えないで、そのことによって得るものが多かったと、残された言葉はみな元気なのです。


「病気であっても私の生き方は同じだった」
「私の人生は積み上げ式。目の前のことを一つずつこなして、時間を重ねていきたい」
「これが最後かも・・と思って臨むと、前よりずっと楽しめる。がんが教えてくれた」・・・なんて素晴らしい人生を歩んできたのでしょう。
残された人間、もう少し時間をこの世に持たされた人間も、もっと真剣に生きる喜びを語らなければ・・・