真央ちゃん、がんばれ!

hitto2010-02-27

2月26日の日記を読み返し、ふと自分にも悔しさが込み上げる。
本当に悔しかったのは真央ちゃんで自分じゃないのは分かっている。
大人気ないことだとわかっているけれど、自分の気持ちを素直に晒せば、悔しくて、悔しくて、しょうがない。

金メダルを獲得したキムヨナ選手が完璧な演技だったことを素直に書くこともしなかった。
それどころか、テレビ画像の何度も繰り返される彼女の演技を見ることも避けている。
なんて、大人に成りきれない情けない自分がいる。
昨日の日記は自分の気持を抑えギリギリの線で書いたことだった。


そこまで入れ上げていたことにも驚くけれど、真央ちゃんはヨナちゃんの演技を後日見るだろうか。
悔しさをバネにできるタフな気力は残されているだろうか。
あると信じたい、信じたいというのもファンの勝手な希望で、大きなお世話にきまっている・・だけど、このままでは終われないと思う気持ちは次の選手権へと向かう眼差しが、しっかりと意志を示していたと思う。


まだ19歳、キム選手も同じ19歳。
だけど、なんて残酷な巡り合わせなのだろう。いや、こんなに刺激し合う相手がいるのは幸福なことかもしれない・・・本当はそう考えるべきだけれど、私自身大人になりきれないことを認めてしまう。
勝者を称えることこそ真央ちゃんに見習うべき大人の常識だと思うけれど、もうしばらく今の感情は治まりそうにない。
それにこれは日記なのだから、いっそ自分の感情を顕わにしたって問題にはならないだろう・・・ヨナちゃんが嫌いなわけではない。


一人の選手として、とても尊敬している。
ここまで心技体を完璧に整えてきたのだから、素晴らしい・・としか言いようがないのです。それでも真央ちゃんが金メダルを掛けて台にかけ上る姿を見たかった。
これ以上書くと、真央ちゃんがやはり可哀そう。


真央ちゃんは本当によく頑張りました。
銀メダル、最高です。
日本選手のなかで2人しか貰えなかったのだから。


ただ、あの大歓声の後で、しかもあの頂点を極めたような姿が一瞬脳裏に過った後、ただでさえ緊張するのに・・強い気持ちで「鐘」に集中させていたに違いない。
相当なプレッシャーだったのは、観ているファンにも伝わってきました。


まだ、ホンの少しでも挽回の余地がある点差だと知れば、真央ちゃんなら完璧に演じられただろうと私は思います。
前半の演技はいつにも増して迫力がありました。
トリプルアクセルだって完璧でした。
気を強く持って演じていたし、ノーミスならどうなってしまうのだろう・・・と大いに興奮してしまいました。


点数の差ではなく、この違いは何だったのだろう。
おそらく気持の強さ、ヨナ選手の方が色々なものを犠牲にしてチームヨナを集結させこの日を目標に準備してきたのだという、意気込みと気概が少し真央ちゃんより勝っていたのかもしれない。
それもこれも全てを完璧にして夢を実現されたのだから、やはり素晴らしい選手だと思います。そして素晴らしいチーム力だとも思う。


長い人生思い通りにならないことの方が断然多いです、だから強くなれるのだと思います。
次は3月の世界選手権、リベンジが叶うと良いのだけれど。
がんばれ!真央ちゃん。