「ザ・シューター/極大射程」2007年、アメリカ映画

hitto2010-03-08

日曜洋画劇場ザ・シューター/極大射程」2007年、アメリカ映画。
ティーブン・ハンターの小説「極大射程」を映画化。元アメリ海兵隊のスナイパーが国家的陰謀に立ち向かう。アントワン・フークア監督。



こういう銃撃戦の派手な映画を観るのは、久しぶりという気がする。
ハリウッドのアクション映画なので、最後は正義が勝つというお決まり、勧善懲悪の痛快な内容は、いくらハラハラドキドキしても安心して観ていられます。
お父さんは途中で寝ちゃいましたけれど、私は結局最後まで食い入るように観ていました。根が単純だから結構好きです。


主人公のボブ(マーク・ウォールバーグ)は稀にみる凄腕の狙撃手という、冒頭から過去の紹介場面があり、話に無駄がなくすんなりと主人公に感情移入できました。
国家の黒幕という訳の分からない組織に騙され、大統領を狙撃した犯人という罪を被せられてしまった。
国家を敵に回して負傷しながら逃亡、一人立ち向かっていく姿は格好がいい。
ハチャメチャなところは映画と割り切って良しとしまして理屈を抜きにして爽快でした。


FBIの新米刑事さんも事件を探るうちに悪の組織に命を狙われてしまい、瀕死のところをボブに助けられ途中参加、相棒の力を存分に果たし頼もしかったです。
主人公ボブの百発百中の腕前、射程1キロ以上も離れたところから風力や湿度なんかを考慮して計算するところは拳銃マニアには堪らない。
私も大昔の子供のころ、おもちゃの拳銃にも触れたことはありませんでしたが、輪ゴムを使った指鉄砲を夢中で練習したことがありました、命中した時の気分は最高で実に面白いです(余談でした)。
何と言ってもこの映画、終盤から繰り広げられる銃撃戦、ボブの用意周到な準備から、大勢に取り囲まれるところは息もつけないほどです。
身のこなしが軽やかで振りかかる敵の背後からバッタバッタと倒しながら、アッという間に大親分とその側近だけにしてしまうシーンの見事なこと。
最後の話の詰めが少し甘かったような気もしましたが、最終的にはハリウッド版必殺仕事人の如くバッサリと悪を倒す。ガス爆発で木端微塵とは・・・命をかけています。