ぶつぶつと、アカデミー賞

hitto2010-03-11

やっと晴れ間が登場、今日は洗濯物もよく乾かせそう。
だけど気温は10度にも達してはいない、窓一面の結露がだらだらと流れている。
仕事のペースを戻そうと気持が焦るので、ちまちまとやりこなしていく。
座椅子に腰かけるので、自然と目はテレビに向き、ながら仕事。
仕事の合間に何度か席を立つので録画再生のボタンを時々停止させながら映画を観るのが、私の効率のよい仕事パターンになっている。
昨日は映画を3本も観てしまいました。
お陰で2日目にして半分以上の仕事を終えることが出来、パソコンに向かっている。


今年のアカデミー賞が決まり「ハート・ロッカー」が6冠(作品、監督、編集、脚本、音響編集、録音)監督賞のキャスリン・ビグロー監督は、アカデミー史上初の女性の監督賞ということで話題になっているが、監督は女性とか初とか言われるのが嫌いなようだ。
そんなコメントを言って退けるところも凄いなあと思う。
一人の監督として評価されるので良いのだ。
キャスリン・ビグロー監督の元夫ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」は視覚効果、美術、撮影の3冠を獲得したというのも映画より凄い話だ。
 WOWOW契約していないので生中継を観ることは出来なかったけれど(BSで放送してくれないかな・・)ネットでニュースを知ることに。



去年は「おくりびと」で日本中が沸いていたけれど、今年は長編ドキュメンタリー賞に「ザ・コーヴ」が選ばれたことで、日本人の気持が沈んでいる。
映画を観ていないので、何とも言えないけれど・・かと言って観る気も起きないのだけれど。ただ、私も隠し撮りしたという点では許せないことだと思う。
それに映画を見ていないとしても、海が血で赤く染まるというあの場面を 誰が観ても残酷だと思うものは当然だと思う。
けれど、この世界中のどこにでもあって、同じことをやはりしているのだと思う。
生きるために他の動物を犠牲にするのは、しょうがないことでイルカの追い込み猟にしても古来から引き継がれていることだと今なら理解できる。
単に殺生なことだと決めつけるのは、その土地に生きる漁師のことを全く配慮しないのと同じで人としてどうかと思う・・一方的な正義を翳したこの映画はまったく暴力行為に等しいと思う。
400年続いている伝統だって、いつかは滅びる日がくるだろうが、映画を世界中が注目することで滅びるのは筋違いだと思うし、脚光を浴びてしまったことで冷たい目に合うのは本当に気の毒なことだと思う。
捕鯨の問題とイルカの問題、ネットの中でもいろいろ言われているのを見聞きするけど、日本の伝統食文化の歴史を他国にますます理解されることが難しくなったということは時代の流れとはいえ悲しい。
日本人は大昔から漁業と農業だけで概ね食を賄っていたことを考えれば、理解される人もいるかと思う。
それとも時代錯誤なのかな。
坂本龍馬は牛や豚の肉を食べたことがあったのだろうか、あの時代から日本の食文化は大きく変わってきたのだろうが、やはり守ることもちゃんと伝えていくべきだと思う。
あんな風に残虐な映像を流してはほしくなかった・・というのが私の思い。
いつも食べている牛や豚だって殺されるところは見たくない。
アカデミー賞に選ばれたということが凄く残念だ。
もっと日本を理解されるようなドキュメンタリー映画、誰か作ってくれないかな。
 そうそう、北野武監督がフランスの芸術文化勲章の最高章コマンドールを授与されたことは本人も驚いている様子だったが、嬉しいことです。