独立の準備

hitto2010-04-22

昨日深夜になるとシトシト降り始めていた、今日は朝から覚悟の雨、洗濯物は家の中。


長女の独立の日(土曜日)が近づき、ソワソワしているが準備が進まないようだ・・・ようだ、と言うのも私が出しゃばってすることでもないと思うからで、気持の中だけでジタバタしているのだけれど。


見て見ぬふりを決めていながら、あれは?これは?と訊かれると、その用事の数倍の世話を焼いてしまう・・・いかん、いかん。
家具は一切持って行かない。
寝具、洋服、食器、その他当座の必需品に留め、後の分は住んでから調達することに。
電化製品や家具は自分で揃えるというので、取り敢えず1週間を何とか暮らせるように・・と、まるで旅行するような軽い気持ちでいる。


それも帰って来ようと思えば帰って来られる距離でもあるからで、今ある自分の部屋をそのまま置き去りにする魂胆らしい、しかし!そうは問屋が卸さない。
夫も私も子供のいなくなった部屋の活用を凄く楽しみにしているのだからと、ひとりひとりに言い聞かせているのです。


なのに長男も長女も部屋はそのまま、これを何とかせねば・・・と思案している最中。
長男は「今より広い所へ引っ越しが出来れば・・」と言うし、長女は「いつまで続くか分からない」という、どうにも甘えた気持でいるので一向にけじめがつけられない。



部屋を留守にしながら、帰ってくると以前のままの自分の空間を楽しむ。
こんな良いとこ取りを許してなるものか・・・。
この生活に慣れれば客人として迎え入れよう、残したものは粗大ゴミか物置に、そうでなければいつまでも本当の意味での自立はできないだろうと思っている。
これも今は前向きに希望をもっているからで、これからの人生を考えると良いことばかりじゃないとも思うし、傷つき疲れて帰る子供の気持ちを思うと・・・気持に流される。


鬼であるべきか、神であるべきか、神にはなれないが、今は亡き実家の両親も夫の両親も包容力のあったことを考えると、これからは子供に押し付ける言葉を慎もうかと又気持ちが揺れる。
が・・・これもしっかり自立してからのこと、今はどうにも中途半端な状態、これを脱しない限り押し付けの言葉ももう暫くつづく・・・なんのこっちゃ。