昨日の病院で

hitto2010-05-07

今日の朝刊(読売)大々的に新聞社発の政府批判と経済再生への提言。
いっそ政府はこの提言に一つ一つ文章で応えて戴きたいと思うけれど。


また雨か・・と言いながら、お爺ちゃんはデイサービスへ。
塩分控えめにと昨日言われていたのに、今日の(デイサービスの)献立を見ると塩ホッケ、とある。
昨晩から本人の希望で暫くお味噌汁をやめることにしました。青物野菜を味噌汁に入れてきた私としては、これから一工夫しなければいけない。

昨日の病院は、連休明けとあって普段見られない人に会ったりして、長い待合の時間も短く感じることができました。
毎日欠かさずお墓参りに通っている方とは、義父が入院してからお目にかかることがなかったので、義父の顔を見るなり手を取り合って喜んでいました。
お爺ちゃんの笑顔は、私の知る由もない地域の方との強い繋がりを持っていることの表れで、どんなにか話をしたかっただろうかと思うと、胸が熱くなりました。


会いたい人に会うことも諦めなければならないこと、身体の不自由さを幾度も耐えてきているお爺ちゃんにとって、ホンの数分の出来事が嬉しく何にも代え難い充実した時を過ごすことができました。


診察室を出ると、今度はデイサービスでご一緒の婦人と挨拶を交わしました。
お爺ちゃんは診察が終わるとすぐに病院を出て次男の車に乗り込んだのですが、私は会計を済ませるまでその御婦人とずっと話をしていました。


お爺ちゃんより2歳若いその御婦人は、介護士さんから話される義父の様子とは少し違い、まるでお爺ちゃんを慕っているようにもみえました。
いつも明るくて、いつも優しくて、いつも足や腕の運動を一生懸命している・・と御褒めの言葉ばかり。
お昼のメニューを皆の前で発表するのも義父の務めになっているようで、施設では目立った存在になっているようです。


お顔が似てらっしゃるので(全く似ていませんが)・・と、実の娘かと私の顔をマジマジ見つめ、「いえ、いえ、主人の父です」と言うと、「そうでしたか・・」と、複雑な表情をして見せました。
その御婦人は実娘に連れられて病院へ来ていたのですが、遠慮のない娘より娘の夫である方に感謝していると言われる・・私を気遣っての言葉だろうか。
そんな風にもとれるけれど、これが円満に暮らす秘訣と、その御婦人に教えられた気がしました。