「フィラデルフィア Philadelphia」(1993年米映画)

hitto2010-07-25

この数日、お月さまがキレイ。


先週か、先々週か、トム・ハンクスの「フォレスト・ガンプ(一期一会)」を鑑賞して、凄く感動した次男が私に「すごく、いい映画だったよ」と言うので、私「もちろん観たよ。S&Gの曲が流れたでしょう・・トム・ハンクスの映画はイイよね〜」といってあげると、今度はゲオ(GEO)でトム・ハンクスの映画を3本借りてきました。
日曜の夜に返却というので、昨日の午後から立て続けに私も2本、鑑賞しました。
借りてきたのは、この3本。
フィラデルフィア Philadelphia」(1993年)
グリーンマイル THE GREEN MILE」(1999年)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン Catch me if you can」(2002年)


グリーンマイル」は、昔一度観ているし・・先週次男が観ている傍で、時々凄い場面に反応しては、脇がうるさいと鬱陶しいと言われ、静かに退散。


昨日観たのは、「フィラデルフィア Philadelphia」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン Catch me if you can」
どちらも観ていないと思ったら、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の方は観ていました。
過去のブログにも少し書かれていました。
題名を覚えていなかったのは、よくあることで横文字は覚えられないのです(だから、ブログは便利)。
レオナルド・ディカプリオが出てきた時点で、アッ!と、思い出しました。
それでも2回目の鑑賞では、更に驚くばかり。
天才詐欺師が当時16歳とか17歳だったとは。
生き生きとディカプリオが熱演している、タイタニックよりもハマリ役だと私は思いました。

フィラデルフィア Philadelphia」は、エイズ患者に対する差別を取り上げたもの凄く重く深刻なテーマで、1993年の映画だということに、まず驚きます。
それもトム・ハンクスが若いので昔の映画ということはすぐに分かるのですが。
トム・ハンクスの映画に対する情熱みたいなものを感じる映画でした。


病魔に侵されたベケットトム・ハンクス)が、どんどん瘦せ細っていくのです。
マリア・カラスの歌が流れていたシーンは圧巻、迫真の演技で、そこに引き込まれてしまう。
マリア・カラスの歌の迫力によるところも大いにありますが、この場面が特に印象深かったです。
エイズに罹り、不当に解雇された弁護士、ベケット
かつてはライバルだった弁護士ジョー・ミラー(デンゼル・ワシントン)。
はじめは同性愛者に偏見を持つミラーでしたが、弁護を引き受けたところから2人の関係が次第に理解者へと変わっていく。
差別問題としてこの映画を観ると、すぐに差別はしてはいけないこととして理解するのですが、私はエイズという病に恐れをなしてしまう。


ウィキペディアによると、後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん、Acquired Immune Deficiency Syndrome; AIDS)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことである。一般にエイズ(AIDS)の略称で知られている。
拡大のほとんどがアジア、アフリカ地域の開発途上国において見られる。

日常の生活で感染する可能性はない。
詳しくは、コチラ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E5%A4%A9%E6%80%A7%E5%85%8D%E7%96%AB%E4%B8%8D%E5%85%A8%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4


エイズが日本でも話題にされたのは、もう十年以上も前のことだっただろうか、その頃のニュースは、日本人感染者数などにも敏感で、血液検査を保健所が率先して進めていたはず、あれは一種のブームのように去ってしまったかのような錯覚を起こしてしまいそう。
だけれど、確実に現在も増え続けているのだろうことは想像がつきます・・まだ、特効薬のようなものは発明されていないのだろうか・・などと思うと、癌患者数に迫る勢いなのかもしれない。
ならば今は当たり前にエイズ患者が通院していて、病に苦しんでいる人が大勢いるのかもしれない。


映画やドラマを観ていると、エイズとわかる人物が時々出てくることがある。すると、その病の進行がとても気になるのです。
やはりエイズは、私の中で死に至る病として恐れをなす病名に違いなく、差別や偏見というこの映画の重要なテーマからは外れた見方をしてしまうのです。
結果正直な映画の感想にはならないのかな。


読売新聞 日曜版(難問編)
クロスワードの答え・・・・・アワダテキ
数独の答え・・・・・5+9=14・・・14