職業体験

hitto2010-09-08


台風9号は、午前中に(10時ころには)ここを通り過ぎたよう・・雨はそれほどひどくはなかった。
窓を5センチほど開けていると、その隙間から入ってくる風が新聞広告を飛ばしてしまうくらいのもので、気持が良いくらいでした。
気温はというと、湿った空気のせいか風が入らないと堪えられないようになり、午後にはクーラーをいれてしまいました。
学校は休校になったのか、小学生たちは自宅待機のよう。


昨日はお爺ちゃんのデイサービスの日だったので、買い物に出掛ける、と小学校や幼稚園で中学生が体操服で駆け回っていました。
職業体験だったのだと思う。
お爺ちゃんがデイから帰ってくると、お爺ちゃんの通っている施設にも何人かの中学生が来ていたらしい。
丁度下の子(21歳)が中学生になった頃に始まった職業体験、子供達は普段の授業よりよほど張り切っていたし、それに外で働くことを学ぶことはとても有意義なことだと思います。
ひとりひとり立派な大人に成長しますように。

お爺ちゃんのところへ来ていた中学生には、感心し、とても感動した様子で、お爺ちゃんは私に話を聞かせてくれました。
介護の仕事を少し体験することだけでも感心なことですが、一緒にゲームを楽しんだり、食事の手助けをしたり、一日があっという間に過ぎてしまったそうです。
おやつの時間に、お爺ちゃんに付き添っていたひとりの中学生に、自分のおやつを自分は要らないからと言ってあげたそうです。
中学生の子は素直に受け取り喜んでいたそうなのですが、後でそのおやつを半分にしてお爺ちゃんに渡したそうです。
「僕は半分頂きます。有難うございました」と丁寧にお礼を言ってお爺ちゃんを驚かせたようです。
半分いただき、半分をお爺ちゃんに。
とても優しい心を持った中学生の思いやりに胸が熱くなりました。
もしかすると介護士さんに相談したのかもしれないけれど、お爺ちゃんは、とても嬉しそうで話しをしながら感極まっていました。
中学生とふれあうだけでも、とても元気をいただくもので嬉しいものだから、つい御礼の気持ちを伝えたかったのでしょう。
けれども中学生はお爺ちゃんの気持ちを汲んで、おやつを分けあったのです。
近頃は自分の孫とふれあうことも少なくなり、寂しい思いをしていたのです。
まして他人様の情にふれることは皆無でした。

本当にありがとう。あなたの優しさに感謝します。