高齢化

hitto2010-12-10

昨日はお爺ちゃんの病院へ。
冷たい強風の中、自転車に乗り懸命に坂を下りて行きましたが、今日の大阪はうって変わって快晴。
病院はいつにも増し、待合室は混雑している。
お年寄りの約半数が杖を持ち、その半数くらいが車いすか手押し車です。
本当に病院通いは命がけで、薬局が交通量の多い道路を渡らなければならない場所にあるので(お年寄りが一人で渡って行くのを)見ている方も心配で、また本人はもっと大変です。

身体が不自由になるとは、若いうちは誰も思わない。
先のことは分からないけれど、色々な原因でそうならないとは限らない・・なる確率は大きい。
自分のことは自分でしようと誰でも頑張ってしまうけれど、年をとると限界がきてしまう。
頼るべき人が傍に一人以上は確保したいと、この頃特にそう思う。
孤独でいることは気楽だけれど、誰でもいい、毎日朝の挨拶を交わす人でもいいのだろう。


高齢化はますます進み、団塊世代が80歳を越える頃、この国はいったいどうなっているのだろう。
恐ろしくて考えることを留めてしまう。でも確実に向かっている。
若者が複数の年寄りをひとりで抱えるのは無理があるし酷だと思う。
介護の専門家を増やすことが一番いいのだけれど、果たしてどうなっているのだろうか。


お爺ちゃんは、来年90歳を迎えます。
長い人生、今が一番幸せと思えるくらいに(本人が言うのです)充実している。
デイに通うようになって、生きる張りができたのだと思います。
精神的に安定していると、不思議と体調も良く、以前まで襲っていた頭痛や胃の痛み、高血圧や過呼吸など全く無くなりました。
それにクイズや漢字、数独などを学習しているお陰で、脳が活発に働き電気やテレビの消し忘れもしなくなりました。
ホントにお医者様も驚くほどで、逆に怖いくらいです。
穏やかに静かに暮らし、楽しく、一日でも長く生きていてほしいと思います。
今日は、実父の10年目の命日。