物を大切に

hitto2011-05-20

今日の朝ドラ「おひさま」は「物を大切に」。
いつの時代にも通じる言葉だけれど、何だか3・11の後だからか、とても身にしみてきます。
質素、倹約に務め贅沢は敵と言われた時代には、おそらく殆どの国民が実行してきたこと。
物が豊かになった今、多くの日本人はすっかり忘れてしまった。
「もったいない」の大放出で、物を粗末に扱い、食べ物を残し、水も電気も欲望のまま使い放題・・ということは、陽子先生の言う「人の気持ちを大切にすること」を本当は、出来ていなかったということだろう・・物を大切にすることは全てのことに通じ、多くの人に感謝の気持ちを持つこと、つまりは人の気持ちを大切にしよう・・ということなのだ。


人への思いやりや、そして感謝の気持ちを3・11後の時代だからこそ再確認し、少しでも倹約を心がけてこれからは暮らしたい。

それにしても「おひさま」の日本語は美しい。
真の礼節を重んじる日本人がこの時代にはいたのだと思う。
震災があって日本人は多くの外国に称賛されたけれど、これは礼節だろうか・・少し違うかもと思っていた。
今はどちらかと言うと人には無関心でいる人が多い、特に人の輪を乱すことを恥だと考える人が多いのだと思う。
今回の地震で日本人が失ったものは大きい、この痛みを毎日のように感じていると、いろんなことに気付かされる・・特に無駄なことが多いことに気付かされます。


劇中、子供たちが、海軍航空隊が強いか、陸軍が強いかと言い争い、陽子先生が仲間同士で争っているときではありません!と一喝する場面がありました。
是非国会で一喝してほしいものです。