「ソーシャル・ネットワーク」2010米

hitto2012-07-05

今年の梅雨は梅雨らしく、来る日も来る日も雨模様、だから出掛けるのは必要最小限に。
最近は家事をサボってビデオを観ていたり。
結局慌てて台所に立つ羽目になってしまって、内職から開放されたっていうのに、結局は毎日同じことに急かされています。
折角こんなにも安全な環境の中で平和に暮らせているのだから、心底有り難いと思って生活していかなければ・・と自分に言い聞かせています。


今日は生協が済んでからお爺ちゃんの検診でした。
いつもなら診察券を置いたまま軽く用事を済ませるのだけれど、雨がポツポツ、仕方ないので棚に置いてある女性週刊誌を2冊も読破してしまった。
聖子ちゃん特集をしていました。それにやはり韓流が多いです。大河の玉木君の写真には惚れ惚れ。


そういえば、生協のときにTさんが「扇風機おばさんって知ってる?」と聞くので「知らない」と言うと「知らないの!!!?凄いんだよ!」と言うから「何がそんなに凄いの?」って聞くと「整形しようと、注射を何本も顔に打ってたんだってー・・・・!」「ふう・・・ん、なんで扇風機なの?」「それが顔が凄いことになったんだから・・」と。
知らなかったことを凄く残念そうに言うものだから、私は手っ取り早くネットで調べてみました。
確かに大変だと思いました。
やはり整形はやめましょう。

遂この前観た映画の感想を。
ソーシャル・ネットワーク」2010米映画
パソコンに関する深い知識や技術力を持っている人には無条件で尊敬に値すると思っています、なのでため息ついて、きっと凄いことやっているのだろうなと想像を膨らませてしまいました。


舞台はアメリカ、2003年のハーバード大学
超がつくエリートです。
学内の様子や学生たちの過ごし方とか、先日観た映画「僕たちは世界を変えることができない」の中の日本学生たちの過ごし方と、やはり比較にならないほどさばけていて、面白いなと感じました。
「僕たちは世界を・・」の映画でさえ今時のクラブやらが出てきて驚きだったけれど、アメリカはもっと先の大人の世界を見せつけていて、立ち入り禁止区域に指定したいほどでした。


事実に忠実なのか、かなり脚色されたものなのか分りませんが、頭の回転の速さを見せつける感じで早口なのも、案外世間知らずの子供っぽさのようだと私は思いました・・・というのも、異性を口説くのや友人との付き合い方なんかも、すごく自己中。


実在する人物なだけに興味津々ですが、若くして大成功した人というのは、やはり気の毒なくらいに孤独で、そして恨みを買ってしまう孤高の人という気がしました。
途中で双子の兄弟が逆恨みか何かで絡んできますが、彼らの言い分も頭脳明晰さは感じられず案外幼稚で感情的に訴え、ハーバード大学の生徒はそんなはしたない事をしてはいけない・・みたいな感じで学長のような人に一喝されたり。
知能の高さと、人としての良識というか人格はやはりイコールではないのだと、却ってその人間くささが親しみを感じて面白かった。


キーに執着するあの打ち方はどこか異様な感じがしました、それが本当にリアルに伝わってくる。
ホンの出来心から女性の関心を集めたくて開いたコミュニティサイトが、どんどんとアクセス数が増えて、何度も改良を重ねビジネスとして発展していく。


それが今のFacebookになったのだろうが、これは大変だという気持ちでいっぱいです。
裏では巨額な取引がなされ、ついには仲間を失い、何が幸せかってことを見失いそうになる。
裁判はもう決着したのだろうか?


あまりに非凡な若者の物語でしたが、やはり共感するところがなかった・・当たり前と言えばそれまでですが、我が子がこれほどの大成を成し遂げたらと考えるとやはり恐ろしいというか、あり得ないことだから考えないことにしましよう。