今日もS&G

hitto2009-07-15

リサイクルのペットボトルをまとめて所定の場所まで置きに行くと、生温い風が南から吹きペットボトルごと飛ばされそうでした。
地面から吹き上げるように風が強い・・・私のショートヘアでさえ乱れる・・・家に入ると「凄い頭になっているよ」と次男。
右手で頭を撫でて直すと、今度は全開の窓からも強風・・・家の中にいても髪が乱れるほどの強風が通ります。


サイモン&ガーファンクル関連の掲示板も最高潮に賑わっています。
その底辺の片隅に少しコメントを残していると、いつの間にか驚くほどの時間の経過を知ることに。


今週の土曜日は、札幌ドームでのコンサート・・・そのためには、自分の仕事を金曜日までに仕上げないといけない。
家で呑気に仕事をする自分でさえ仕事が手につかないのに、今夜の武道館コンサートへ行く人は大変です。

武道館という最高の場所で演奏してくれるのなら、是非このツアーのDVDの発売まで漕ぎつけてほしいと思うファンです。


体調や仕事で行きたくとも行けなかった人に是非聴いてほしい。
そして、サイモン&ガーファンクルの二人が今も現役で頑張っているのだと知ってほしい。
そして、2003年の「オールド・フレンド・ツアー」の時よりもまだ、声が若返ってきていることは・・・驚きです。
そしてバックのミュージシャンの素晴らしい演奏。


ギターやドラムに詳しくない私でも音の良さや完璧な演奏だと感動するのですから。
特にポールのソロの時は、躍動感にあふれ身体を揺すりたくなります。
曲ごとに演奏のアップがあり、見惚れてしまいます。アーティの高音、ポールの声の進化、驚くばかりです。


「マイ・リトル・タウン」を歌い終え「明日に架ける橋」の伴奏が始まった時は、ゾクゾクッとしました。
you tubeで他の会場の模様を何回も観ていただけに、感慨もひとしおです。
やはり圧巻です。
それに二人で歌って盛り上がれたというところに、オールド・フレンド・ツアーの良さが滲み出ています。
もう一度、早く生で味わいたい・・・アーティが鳴りやまない歓声に応えるように「おおきに、大阪〜」と、日本語で言ったと思いました。
それから「サウンド・オブ・サイレンス」だったと思います。
もう気持ちの奥深くに響いてきて泣くしかない私でした。
気持ちが高まるうちに今度は「ボクサー」です。


大阪京セラドームでは、最後に「ボクサー」を歌い終わって帰ってしまうのですが、アンコールの歓声で鳴りやまない会場に、再び前方に出てきた二人が、さっきの続きという感じで、もう一度「ボクサー」を歌い始めました・・・「え〜?!」です。
ここで「木の葉は緑」をしっとりと歌い始めるのかと思ったら、そのままのノリで「ボクサー」の大合唱でした。
私も精いっぱい両手を上げて手拍子です。
そして「木の葉は緑」「セシリア」間にバンドメンバーの紹介があり会場は明るくなってしまいました。
やはり、もうこれで終わりという寂しさでした。


なんと充実したコンサートだったでしょう。
頭の中で想像したイメージばかりが膨らんでいたらどうしよう・・・などという思いは、確かなこの現実に見事に体感でき吹き飛んでしまいました。
会場がすっかり明るくなり、規制退場のアナウンスが声高々に流れましたが、なんと大阪気質でしょうか・・・ほとんどの人が立ち上がり会場の外へ流れて行きました。